跡
厳しい北海道の冬、動物達の多くは寒さを避けて冬眠をするのではないかと思いきや、元気に活動している動物も沢山いるようです。
冬の間は人が歩くことのない、白く雪の積もった畑や川辺を良く見てみると、あちらこちらに動物の足跡を見つけることができます。
広い畑の真ん中を横切る足跡、ところどころにじゃれあったような跡があるのはキタキツネの親子か兄弟でしょうか。草木の生えているところを沿うようについている、一筋の足跡は野うさぎでしょうか。足跡だけではなく、かじられたくるみや松の実の殻などの食べ跡もあったり、動物達の跡をたどりつつ、どんなことをしていたのだろうと想像するだけで楽しくなります。
夏の間であれば、ビデオでも設置しなければ動物達の動きを知ることは難しいですが、雪に残された跡を見れば、彼らがどんな風に活動しているのかを推し量ることができます。私達のすぐ近くにある動物達の暮らしを感じられるのも、冬ならではと言えるかもしれません。
2012年1月30日
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