書き手の気持ち
私も大好きな映画監督のお話で、とても印象的なものがありました。
“私は、子供たちに何十回と繰り返して作品を見てほしい訳ではない。
映画を見るのは1年に1回でいい。
後は子供たちと一緒に、自然の中へ木の実や動物を探しに行ってほしい。”
彼の作品では、自然や動物たちとの関わりの中で人間が生き生きと暮らす様が描かれています。公開されてからもう20年以上経っていますが、毎年のようにテレビで放映され、今でも高い視聴率を保っているそうです。
毎週、こうして今週のヒューエンスを書いていると、この気持ちがとてもよく分かります。北海道の自然の美しさ、十勝の素晴らしさは、どんなに言葉を尽くしても表現しきれるものではありません。映像や文章で伝えられることはとても限られているのです。「今週のヒューエンス読みました」というお言葉も勿論嬉しいものですが、でも、実際に北海道を訪れ、自分の目でその美しさに触れてもらえたとしたら、これ以上に嬉しいことはありません。
(写真は大雪山系緑岳からの眺めです。あとひと月もすれば、この辺りには雪が降り始めます。)
2012年8月20日
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- 今週のヒューエンス
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