残暑厳しい折
子供たちの短い夏休みも終わった先週はじめ頃から、北海道はにわかに暑さが厳しくなり始めました。先週は連日の真夏日、天気予報を見るとこの暑さは来週頃まで残るようで、“もうすぐ9月=秋”という私たちの感覚とは逆行するお天気に、体も少し疲れ気味です。
ここ数年、「いつもの年とは違う」と感じるような気候や、急激な天候の変化が大きな災害をもたらすというニュースが後を絶ちません。始めの頃は、「例年とは違う」いわば統計からは外れた事例としてとらえられていましたが、これが毎年のように続いていると、もはや地球全体が少し前までとは違ってきていると考えるのが妥当なのかもしれません。
変化は自然の流れと、受け入れるのは難しいことではないのかもしれませんが、北海道らしさを失うことは、そう簡単に納得できるものではありません。日が落ち始めると、少し暑さの収まった風に乗ってコオロギやキリギリスの鳴き声が響き、淡いピンク色の空を仰げばナナカマドの実がオレンジに色付き始めていました。暑い暑いとは言っていても、秋は着実にすぐそこまで来ていることに気がついて、妙にほっとしてしまうこの頃です。
2012年8月27日
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