備え
月が替わった先週末は、寒さが少し緩み、街中の雪が一気にとけ出しました。ただ、小春日和という穏やかな雰囲気とは少し違い、強い風が吹いては白い雲を引き連れて、時折硬い雪を降らせていました。こんな日は、なんとなく心もざわざわと落ち着かない感じがします。大抵は季節の変わり目によくあること、と気に留めることもありませんが、夜中に起きた不意の大地震で、なぜか昼間の湿った大風が思いだされました。
今回の地震では、幸い、人命に関わる大きな被害は無かったようですが、暖房設備が止まって凍える一晩を過ごした方も大勢いらっしゃったようです。もしこの時期に、もっと大きな地震が起きて、長期間、電気や水、燃料の供給が止まってしまったらと想像すると、本当にぞっとします。備えあれば憂いなしと言いますが、改めて自分の身の回りをみてみると、こと寒さに関しては、憂いのないほどの備えではなかったことも、背筋がひんやりとした一因かもしれません。
地震大国の日本にあっては、どこであっても大きな地震に遭う可能性があります。心にひっかかりつつも、まだやっていなかった備えがあれば、今度こそちゃんとしなくては、と身をもって痛感しました。
2013年2月4日
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