先日、友人から手書きの葉書が届きました。新年早々に吉事があったということで、少し遅れた年賀状の返事も兼ねての１枚でした。正式な招待状などであれば別ですが、近頃は何でもメールで知らせが届く時代。ぽつりと届いた葉書の手筆からは送り主の顔が浮かび、お祝い事の嬉しさを何倍にもしてくれた気がします。
　デジタル技術の進歩によって、情報のやり取りのほとんどは、パソコンの前で済んでしまうようになりました。仕事上では特に連絡手段がメールという場面も多く、かつては顔とセットで覚えていた相手の筆跡も、目にする機会は極端に少なくなりました。仕事の効率化という点で、デジタルの世界が大きく貢献してくれたことは間違いありませんが、相手の顔が浮かばないメールだけのやりとりというは味気なさが否めません。
　時折届く直筆の手紙は、初めての相手でも心に響くものがあります。でも、それが少数派で目立っているから、というのでは、やはり寂しい気がしてしまいます。気持ちを伝えるには、自ら筆を取る、という心がけは無くしたくないと思います。

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今週のヒューエンス

更新日

2013-02-18

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