春の嵐(2)
真っ先に春を告げる猫柳の花も、もうそろそろフキノトウや福寿草に主役を譲ろうという4月最初の週末、爆弾低気圧が日本を縦断して、北の大地へもやってきました。
土曜日の夕方から降り出した雨は、日曜日には風とともに轟き、心が落ちつかない朝となりました。
夕方近く、風がやみ、西の空が少しずつ明るくなってきた頃、ムクドリが30羽ほど群れとなって、雨で濡れた羽を丁寧につくろっているのに気がつきました。北海道のムクドリは、寒い冬の間は南へ渡り、群れをなして休む習性があるそうです。南の陽気とともに北海道へ戻ってきたムクドリは、子育てに向けて群れを離れ、つがいで行動するようになるのですが、思わぬ嵐に出くわして、また、みんなで集まって寒さをしのいだのでしょうか。
一進一退の春です。
2013年4月8日
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