借り物
今朝は、子供たちのにぎやかな登校姿が見当たらず、北海道の小中学校も夏休みに入ったことに気付きました。山積みの宿題はさておいても、自由な時間が1ヶ月も与えられていたということを、本当に貴重だった、と懐かしく感じている大人は多いのではないでしょうか。
物事の価値は、その当事者の時はなかなか気付きにくいものです。後になって気付くこともあれば、失って初めて気付く価値もあります。あって当たり前のような身近なものほど、気付かずに過ごしてしまうことが多いかもしれません。
以前、耳にした言葉に、とても印象的なものがありました。
「今、私達が暮らすこの地球は、未来の子供たちからの借り物だ」
あって当たり前と思っているこの地球も、未来の子供たちに安心して受け渡すことができる環境なのか、今が良ければいい、という価値観で物事を選択していないか、と問いかけている言葉です。
子供たちが何の憂いも無く、元気に走りまわって過ごすことができるという当たり前の時間を、何十年、何百年先まで守ることができるのか。大人の一員となり、その価値が分かるようになった今、時折自分の行動を省みて、この言葉を思い出すようにしています。
2013年7月29日
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