ロングトレイル
先日の新聞で、海外から北海道への旅行者は増えているにも関らず、十勝への宿泊滞在者は増えていないという、少し残念な記事が掲載されていました。確かに、十勝にはいわゆる観光地と呼ばれるような目立った施設は少なく、短期滞在で訪れる観光客にはインパクトが足りないのかもしれません。でも、食べ物は何でも美味しいし、世界でも珍しい温泉があって、自然環境も申し分ない、そんな場所を旅するのが魅力的でないはずがない、と思うのは私だけではないはずです。
欧米では、ロングトレイルやフットパスと呼ばれる道が整備され、自然を楽しんだり、地域の文化を学んだりしながら、何百キロ、何千キロとかけて歩く旅が定着しているそうです。日本では古くから巡礼の旅などが有名ですが、地域の食や自然を辿るロングトレイルにはまだまだ馴染みがうすいようです。昨年、当社のお客様もいらっしゃる中標津町を中心に、北根室ランチウェイが新たに整備されたというニュースを聞き興味を持っていましたが、よく調べてみると、実は、ここ十勝でも国内最長級となる120キロのロングトレイルを目標に、既に北十勝で100キロがつながっているとのことでした。
観光バスの窓からでは分かりにくい十勝の魅力も、歩いて、食べて、肌に感じれば、沢山見えてくるかもしれません。これから収穫も盛んになる秋にかけて、まずはもてなす側の私達が、ここにしかない魅力を再発見すべく、挑戦してみたいと考えています。
2013年8月5日
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