水鏡の空
1年ぶりに訪れた美瑛町の青い池。
1年前は真っ白な霧の中、今年は真っ青な空の下。今回はお天気が良すぎるのか、水の青さは・・・。残念ながら少々分かりづらい。
がっかりしたのもつかの間、鏡のような水面に映った真っ青な空と白い雲に気付いて、すっかり魅入ってしまいました。風がとおると、水面の木々も一瞬揺らいで、また何事もなかったように静かな世界に戻ります。
ひつじ雲にすじ雲、秋の深まりとともに空は高く、また表情豊かになり、直接仰ぎ見てもため息がでるほど美しくなっていきます。でも、水鏡に映る空には、何か別の魅力があるようです。深く吸い込まれそうな色、風や水鳥、落ち葉にも小さな虫にも揺らぐ空は、見る人の心を映すようでもあるからでしょうか。
北海道の湖沼は、そのほとんどが、冬の間は氷と雪に閉ざされてしまいます。もうひとつの空が見られるのは、あとわずかです。
2013年9月30日
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