台風一過
先週、本州に甚大な被害をもたらした台風26号は、寒気を引き連れて十勝へやってきました。平年より3週間以上も早い初雪は、強い風に運ばれてあれよあれよという間に20センチほど降り積もり、このままでは帰れなくなるかもしれない、という危機感を覚えるほどでした。幸い、夕方までには雨に変わり、無事に家まで帰ることができましたが、一足飛びにやってきた冬に、思わぬところで足止めされた方が沢山いらっしゃったかもしれません。
十勝では、まだビートや長芋の収穫が残っています。どちらも比較的温度の安定した土の中で時を待っているところですが、想定外の降雪に、農家の方たちもさぞひやひやしたことでしょう。少し暖かさが戻ったとは言え、次の台風が日本に近づいてきていると聞いては、ゆっくり休める週末ではなかったようです。昼間はすっかり白く雪を冠した山々に急き立てられるように収穫機のエンジン音が鳴り響き、陽の落ちた18時、19時になっても、まだあちらこちらの畑でライトが明るくついていました。
それにしても、今年は、春の始まりが遅く秋の終わりの早い一年でした。半年ぶりに灯ったストーブの火を合図に、本格的に冬支度を進めなければいけません。
2013年10月21日
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