自然を前に
大きな災害が起こる度、私たちは無力なのだということを思い知らされます。どんなに技術が進歩しても、どうにもできないことがあるという現実を目の前に突きつけられ、その圧倒的な力は何と非情なのだと、やるせない気持ちさえわいてきます。
でも、それはとても身勝手な思いなのだということも分かっています。私たちは自然からどれだけの恵みを受けているでしょうか。新鮮な空気を与えられ、清らかな水を与えられ、作物の実る大地を与えられ、生きていくことができています。緑の丘や山や、青い海や湖の美しさから、心の元気をもらっています。自然の力の前でとてもはかない存在ですが、その中で生かしてもらっている私たちは、どんなことがあっても、その有難さを決して忘れてはいけない、そう思うのです。
2014年9月29日
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