目指すべき
休み中に読んでいた本の中に「修飾語を多くすると、表現は弱くなる」という一文を見つけ、突き刺さるものがありました。自分自身でも、少ない言葉でも伝わる表現を、と心がけてはいたものの、言葉を重ねるほど含蓄は制限されるとずばり言い切られ、反省しきりでした。同じ頃、俳句を詠み競う番組がテレビで流れていました。五七五のごく限られた字数の世界は、選ぶ言葉や句の配置だけで、情景の奥行きが驚くほど広がると解説され、これまたその通りだと胸に響きました。
シンプルなほど美しく、強く、そして深い。それは写真にも、技術にも、人生にも通じています。目指すべきところだ、と改めて感じました。
2019年01月07日
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