天然クーラー
天気予報の最高気温は35℃、家にはエアコンが無い、となれば、少しでも涼める場所へ向かいたくなるのが人の心理です。北海道で一番標高の高い場所、旭岳を目指します。
"大雪"と言うだけあって、旭岳を含む山系にはまだ多くの雪が残っています。ロープーウェイの出発駅周辺では、雪解けとともに姿を見せるミズバショウやエゾノリュウキンカの群生がまさに見頃です。ロープーウェイの終着地、姿見駅は標高1,600m付近にあり、まだ厚い雪の層で覆われていました。標高が100m上がるごとに気温は0.6℃下がると言いますから、気温だけでも平地より10℃ほど低いことになりますが、一面の雪渓のお陰で、涼しい風が途切れることがありません。ウィンタースポーツのシーズンはほぼ終わっていますし、夏山登山シーズンにはまだ少し早いため、訪れる人の数はまばらですが、期せずして涼にありついた大人達からは歓喜の声が上がり、子供達も半袖姿で雪合戦に大興奮です。のんびりと散歩するのも、見晴台から景色を眺めるのも、とにかく気持ちが良いのは、青い空と天然のクーラーのお陰でしょう。
夜のニュースを見ると帯広は気温が38℃を超えたとのこと。東川町への日帰りの旅は少々遠いですが、この日の避暑は大成功でした。
2019年05月27日
- カテゴリ
- 今週のヒューエンス
- 更新日
- 閲覧数
- 685