風に揺られて
きっと彼等は風とともに生まれたのです。針金のように細い茎は、しなやかに揺れるためのものですし、その先にふわりとついた綿毛は、いずれ、共に空を旅するためのものです。風が通り抜けるたびに、彼等は仲間が来たことを喜ぶかのように白い綿毛を揺らします。
霧多布湿原、今年はとてもにぎやかな初夏を迎えています。次の週末頃には、より鮮やかになった新緑を背景に、ワタスゲの揺れる風景が広がっていることでしょう。
2019年06月10日
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