橋の上
雨の次の日は、緑がみずみずしく元気を取り戻します。そのトンネルの下を気持ちよく車を走らせ、ほんの数十メートル長の小さな橋を渡った瞬間、「おっ」と目を引く景色が横切りました。
急いでUターンして戻り橋の上に立つと、深い針葉樹の緑と明るい広葉樹の緑が濃淡をつけた山の間を、また異なる緑の川が流れているのが見えました。心地よい風も通っていきます。遠くの山にはわずかに雪が残っていて、その奥深さも感じます。スケールの大きさはもちろんかなわないでしょうが、まだ写真でしか見たことの無い北欧やニュージーランドの渓谷を思わせる雰囲気でした。
気付かなければほんの数秒で通り過ぎてしまっていた景色を堪能し、路肩に止めていた車へ戻ると、その小さな橋の名前が書かれた看板が目に入りました。「望渓橋」。まさに!
2019年06月24日
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