花盛り
何ともはっきりとしない天気が続く中、曇っていても、雨が降っていてもきっときれいだろう、と予想して向かった先は小清水原生花園です。嬉しい誤算は、予想に反してオホーツク海側は晴天だったということ、予想通りで更に嬉しかったのは湿原の花がまさに見頃を迎えていたということです。
手前にハマナスの濃いピンクが咲き誇り、奥では黄色からオレンジ色のグラデーションをしたエゾスカシユリが群生を作っています。道路を挟んだ反対側では、エゾキスゲ(エゾカンゾウ)の明るい黄色が、これまた見事な群生を作っていました。その近くに随分とカメラを持った人たちが集まっているな、と気付いてほどなく、釧網線の列車が小清水原生花園駅に向かって通り過ぎました。なるほど、いわゆる撮り鉄と呼ばれる方たちだったようです。時間の都合上、同じように次の列車を待つことはできませんでしたが、ユリたちのほのかな香りを乗せて吹く初夏の風を胸いっぱいに吸い込んで、ほんのり夢見心地で帰路につきました。
2019年07月01日
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