北海道らしい風景の作り方
7月中旬、麦畑が美しい黄金色に染まっていました。麦のひげ(芒)についた雨粒も、どんよりと曇った大地をビーズ玉のようにきらきらと明るくしてくれていました。
そしてこの週末、突如やってきた夏の暑さに、農家の方たちのギアは一気にトップにまで上がったかのようです。夜の10時を過ぎても、大きな農機を煌々とさせながら、あちこちで作業が続けられていました。
翌日、再び近くの畑を通ると、麦の穂はあっという間に刈り取られ、残った麦稈はみるみる大きなロールにまとめられ、防風林を背景にあれよあれよと北海道らしい景色が出来上がっていました。
ジャガイモもトウモロコシも、豆もビートも、十勝を代表する大切な作物たちですが、麦ほど北海道らしさを演出することのできる作物はないような気がします。十勝暮らしが長くなっても、麦畑に訪れる季節の移ろいを感じるたびに、北海道だな〜、としみじみ思うのです。
2019年07月29日
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