いもの花畑
今はジャガイモの花盛り。白に紫、紫でも淡い紫から濃い紫まで様々です。
常々、花色からジャガイモの品種を見分けてみたいと思っていて、インターネットで調べてみたら、北海道農政部のサイトには61もの品種が紹介されていました。ひとつずつ写真も掲載されているのですが、判定するのは容易ではありません。もちろん、畑に入っていって花を覗き込むなどということは絶対にしてはいけないので、望遠レンズで撮った写真とパソコン画面の比較を試みるのですが、基本的な花の形態はどれも一緒なので、野草の名前を特定するよりもずっと難易度が高いことに気づきました。
残る手段は、自分で育ててみることでしょうか。北海道で育てられる61品種の内、生食用は35品種ありました。今の狭い菜園の中に1年に2〜3種類ずつ場所を設けたとしても、10年以上かかる計算です。何より、最初の頃に育てた花の色を、途中からどんどん忘れてしまう可能性の方が高く、なんだか効率的とは言えない気がしてきました。
でも、いつか全品種を一度に栽培できたら、淡いモザイクの美しい花畑ができるかもしれません。掘り上げたイモも、色とりどりに箱に収まっていくことになるでしょう。濃い緑の香りを胸いっぱいに吸い込みながら、半ば本気の妄想が楽しくなってきました。
2020年07月06日
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