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サングラスの向こう

 週末、一歩出ればマイナス10度にさらされるとは思えないほど、高く昇った太陽は力強い光を空の隅々まで行き渡らせていました。オジロワシの一羽でも風に乗ってやってきたりはしないだろうかなどと見上げたり、雪紋が作り出す影を眺めます。遮るもののない白い原野の真ん中に、大きな淡い影が落ちました。おや、と思いまた空を見上げると、西から流れてきた雲の塊が、太陽を隠していました。
 高い空は風の通りが良いようで、雲はどんどんと流れていきます。太陽が再び姿を現すと、先程まで自分を隠していた雲の縁を、虹色に染めました。彩雲です。
 そのまま見上げただけでは、太陽の光が強すぎて、なかなか気づくことはできないかもしれません。でも、サングラスをかけていると、色彩に気づくことができます。夏でも発生するのですが、冬の方が見つける確率が高いような気がしていて、私の中では冬の風物詩です。瑞雲や慶雲などとも呼ばれ縁起物だそうです。

 さて、この冬一番の冷え込みになった今朝の気温は、マイナス22度。久しぶりの大台!などと言っていると、マイナス30度をさらに下回っている陸別や富良野の方から笑われてしまいそうですが、やはり寒いです!出勤の時間、シジュウカラのさえずりが聞こえてきました。この冬最初のさえずりです。極寒の肌感覚と、耳に届く春の音とのギャップに、不思議な気分で一週間が始まりました。


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